日時
2024年09月07日 (土)
10:00〜16:00
会場
シェアハウスと食堂 kashiwaya

今回はゲストに造園家の宮下美穂さんをお呼びし、私たちの身の回りや、生活の中で身近にある素材で糸や布を染めてみました。クラフトワークショップ、第1回目に尋ねた、竹炭作家の草野さん家の琵琶の葉、楢葉の農家さん、鈴木さんにいただいた玉ねぎの皮、そこかしこに生えている嫌われもの、セイタカアワダチソウを使って糸と布をそめてみました。染めた布は、近所の箪笥の中で着物とともに眠っていた、サラシを使わせていただきました。私たちの身近にある、身の回りの自然や素材に改めて目を向け、それを実際に使ってみることで、改めて自身が暮らすこの土地について考え、新たな発見が生まれた一日でした。

セイタカアワダチソウを採取しに行く道すがら、葛や、竹、笹など、あれもこれも染め物ができることを教わりました。染まる色は、季節やその土地によって、同じ植物でも変わってくるそうです。普段通り過ぎる風景も、染め、という観点から見ると、宝の山のように見えてきました。

どの色も予想以上に良く染まり、他の草花もどんな色に染まるのか、色々と試したくなりました。染めた布や糸からも、次にどんなものができるのか、とても楽しみです。


ゲスト:宮下美穂さん(造園家)
放棄水田を多様性の高い湿地に変える、人工林を本来の森に再生する、森や山に捨て置かれた伐採木を材料に変えること、などに関心を持って仕事をしています。また、カラムシや麻、樹皮由来の繊維を染めること、地機で織ることを模索中。

 

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